e-honキャンペーンで、キャンペーン終了後に1位になりましたが、その前に配信したために、2位と書いてあります。
【めぐまが】034号 *キャンペーンのお礼
『めぐまが』は、小さいけれど濃密なメルマガです。
今回、新刊『ソーシャルメディアで伝わる文章術』を
出版するにあたりわたしはe-honキャンペーンを行いました。http://www.maedameguru.com
関わってくださった方ありがとうございます。
1冊の本が書けるほど多くの知見を得ました。
主に、フェイスブックのグループページと
フェイスブックページを柱にメッセージを
受け取ってくる方が増えていきました。
フェイスブックでは普段1日に1度か2度書けばいいほうの
私の小さな発信をたくさんの方が応援してくださいました。
買ってくださり
いろんなメディアに書いてくださり
今日は、e-honというサイトで
こんな場所に置いてもらっています。
http://www.e-hon.ne.jp/bec/SE/Genre?dcode=06&ccode=99
1位には届いていません。
ちょっとだけ口惜しいけれど
5年ぶりの新刊にしては
晴れがましすぎるほどの場所でしょう。
ありがとうございます。
振り返って今回のことを眺めれば
やりたかったのにできなかったこと
行き届かなかったこと
準備不足だったことが、わたしにはたくさんあります。
届かなかったのは、その不足ゆえだと思っています。
けれど、どれだけたくさんの方の応援に支えられたかしれません。
その最初の始まりである出版準備のグループに
(フェイスブックのグループページに)
来ていただきたいと私は昨年この場で呼びかけました。
すると、『めぐまが』読者の
5人に1人が答えてくださいました。
常々、100%の精読率を目指すと書いて来ましたが
実際、2割もの方が反応してくださるとは。
メールマガジンの精読率は
もはや1%に満たないとも言われる今
驚異的ではありませんか。
(それでも無謀に100%を目指しています)
もちろん、2割の方しかという意味ではありません。
ここで言う「反応」は、
実際にグループページに来られた方という意味です。
しかし、フェイスブックをしていない方もいらっしゃるでしょうし
グループページに参加しなくても、本を買われた方もいらっしゃるでしょう。
きっと、単なる数字には出てこない、
温かい反応をたくさんいただいています。
ともかくも
ちゃんと届いていた。
うれしく思いました。
力強く思った、そのことが大きな支えになり
今回の出版キャンペーンにおいてひとつの柱になりました。
反応してくださる方だけに語りかけ売り込まず、強要しない。
無謀なようだけれどやはりこれでよかった、という確信です。
初めての方もたくさんそして自然に「知り合いの記事を読んで」「前田さんを知っとかなきゃと来た」と来てくださいました。
わたしは今回いわゆる「リスト」を重視しませんでした。リスト至上主義は終わっている。その確信を得ました。それについて書けばすぐに紙幅が尽きます。次回以降に譲るとしましょう。
ともあれ
来てくださった方が居心地よい場所であるように。その思いが伝わったように思えます。高木芳紀さんがこんな風に書いてくださいました。http://blogs.itmedia.co.jp/omeishi/2013/03/post-e9d8.html
そこからです。本にも書いた「集団的知性」、そして共感の連鎖が生まれたのです。
例えば、e-honはアマゾンのように翌日着という迅速さはない。それを承知での今回の挑戦でした。
すると
この記事を読んだ方がhttp://blogs.itmedia.co.jp/omeishi/2012/06/e-honisbn-7d01.html次々にサイトの特性を理解し「待つ喜びを楽しむ」と言ってくださいました。
「3日から3週間」つまり、3週間かかる可能性もあるのに、です。
うれしかった。
いまは、1日−2日に戻っていますね。良かったら、e-honを使ってみてください。http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000032887727&Action_id=121&Sza_id=A0
効率的で便利なサービスだけが未来をつくるとしたらあまりに味気ないと思うのです。
もちろん、迅速さも必要です。大事なことは「選択できること」でありわたしたちはすでに多くの選択肢を持っているのです。
だからこそ選ばれる理由を育てていくことが大事なのです。
売り手と買い手が共に育てる。そういう関係性が確立できれば簡単には揺らがない貢献性の高い事業ができるでしょう。
小さな私のキャンペーンでその片鱗を感じてくださった方がいた。
それも、ひとりではなく。
e-honで2位という数字だけではなく今回関わってくださった方々がそれぞれに何かを感じていただけたんじゃないかといま、勝手にそう思っているところです。
売り手と買い手が共に育てる。そんな事業がこれからも増えていくといい。アジアの追随など恐れずそれができる土壌が育ちつつあることに気づいた企業は一歩先にいけるでしょう。
成熟した日本にしかできないことです。
話が飛びましたか。
けれどずっと、そのことがわたしにとっては1本の軸であり、同じ文脈のなかにあります。
季刊か?と言われる『めぐまが』ですがしばらく続けて書くかもしれません。
どうか「あ、間違えて2通届いている」と削除しないでくださいね
それでは、良き週末に向けて仕上げの1日を楽しみましょう。
ありがとうございました。