以前、環境から影響を受ける人と、環境に影響を与える話について書きました。
市場に影響力を与える会社の経営者は、総じて行動的です。
そして、行動する人と行動しない人は前提からして違います。
たとえば、新たな商品でチャレンジするかどうかを決めるとき、
行動しない人にとって、景気は「影響力」です。
「不景気だから売れない、好景気だから売れる」と考えます。
だから、売れると思って始めたものを、
一言他人から
「それはむずかしい」「それは売れない」と言われたら
すぐに引っ込める。中途半端なままです。
もちろん、分析の過程で商品力を精査し売れ筋を考えるのは大事なこと。
ただし、売れると思ったのなら、
いちいち他人の言葉に右往左往していはいけません。
いっぽう、
行動する人にとって、景気は「前提」です。
「不景気でも、好景気でも、前向きに戦略を考える」だけです。
だから、不景気でも必ずチャンスは作れる。
売れない時代でも、
むしろ、厳しい時代にこそ、マイナスをプラスに変える商品やサービスというニーズが生まれる。
売ると決めたら、やり抜く。他人の言葉に一喜一憂しなくてよくなります。
あなたにとって、景気は「影響力」?それとも「前提」?
前提を変えれば、思考が変わり、行動が変わります。