『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』(日本経済新聞出版社刊)がアメーバニュースで掲載されました(2017年3月24日)。
あめ
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「フリーランスになるには、起業塾にはいることが必要?」
「ママ友に起業コンサルタントを紹介されたけれど?」「高額な起業セミナーで即モトがとれたという人がいるけど、受けたほうがいい?」
主婦の起業がブームだと言われる今、起業塾やコンサルティングも多種多様。トラブルを警戒する人や、誰のどんな意見を参考にすればいいのかと悩む人も多いようです。
周囲の意見にパニックを起こさず、無理せず等身大で自分らしいフリーランスを始めるにはどうしたらいいでしょうか。
起業セミナーやコンサルティングを受ける前に
起業コンサルタントに相談するときは、「人に勧められたから」と即断せず、まずその人のセルフメディアを読んだうえで、判断するといいでしょう。
「自分の考えや価値観とフィットするか・信頼できそうか・新しい示唆を得られそうか・その業界のことに詳しく実績があるか・自分の体験以外にも多様な事例を持っているか」……このうちのいくつかに当てはまるかどうかがポイントです。
起業塾についても、高額だからいい悪いということではなく、実際に受講した人に話を聞くなどリサーチしてからにしましょう。
何ごとも、他人の意見に右往左往するのではなく、自分の判断基準を持って決めることが大切です。
ブレずに、働き続けるために
フリーランスの毎日は、決めることの連続です。
「ゆずれないことを決める/引き受けると決める/どんなふうにでも働き続けると決める」……この3つの原則を持つことで、ブレることなくスピーディに判断することができます。
仕事の進め方。迷ったときの選択の仕方。トラブル時の対処の仕方。仕事とプライベートの折り合いのつけ方……岐路に立っていると感じたとき、その判断をいつも自分の原則と照らし合わせるようにします。
独自性の高い商品=オリジナル
フリーランスで始めるには、まず自分の商品を確立する必要があります。
自分に対する「オリジナルを見つける15の質問」(第2章)と「強みを商品に変える3つの『W』」(第2章)で、オリジナルを尖らせてみましょう。
新しい価値を提供し続ける
頼まれ続けるフリーランスであるためには、常に新しい価値を提供したいですね。そこでやってみるといいのは「再編集」です。自分のコアとなるスキルを最小単位に分解し、8つの展開で再編集してみましょう。
「1.ターゲットを変える/2.ジャンルを変える/3.メディアを変える/4.時代のニーズから発想する/5.好きで得意なことから発想する/6.性格やキャラクターで個性を出す/7.複数のスキルや資格を組み合わせる/8.体験を生かす」……ニーズを見極めながら、可能性を追求していきましょう。
育児や介護、ライフイベントを味方につける
育児・介護などのライフイベントのさなかでは、どうしても仕事をする時間が限られてしまいます。
しかし「こんな時期だからできることもある」「『せい』より『おかげ』」と考え方を変えることで、自分らしく働き続けることができます。
ストレスを減らし、クライアントからの信頼を深めながら、できる範囲で働き続けていくこと。生きていること、暮らしていること。全部を使って、働くことに生かしていく。そんなワーク・ライフバリューな働き方ができるといいですね。
フリーランスで始めたい人、すでにフリーランスで次のステージに行きたい人、育児や介護とフリーランスを両立させたい人は、主婦も、主婦以外の人も読んでみてはいかがでしょう。
参考図書『前田さん、主婦の私もフリーランスになれますか?』日本経済新聞出版社(2017/2/28)
著者:前田めぐる