連日報道される飲食店での不適切な動画。
嘆かわしく、悲しく、見るたびに何とも言えない気持ちになります。
対策として企業がすぐに行いたいことは
・社内研修の強化
・厨房内の衛生管理の徹底
・法的措置の検討
でしょう。
こんなとき、
「従業員の満足度が低いからではないか」
「人手不足でスタッフ研修の時間が取れていないのでは」
「働く喜びや意義、接客の喜びを伝えていないからではないか」
という意見も出てきます。
そういう理由がゼロとは言えない可能性もあるでしょうし、見直しの機会とするのはもちろん意義あること。大いに賛成です。
ただし、「そもそも論」で社内環境や働きがい云々の話に立脚させてしまうと、問題がすり替えられてしまいます。
「そもそも」で言うなら、どんな環境であれ、不適切な動画を撮影して衆目に晒すことは、人としてやってはいけないこと。
「食べ物を扱うお店が不衛生な動画を流すと、どんな事態に陥るのか?」
人として当たり前のモラルや想像力が欠如しているのです。
これからの日本をささえる若い世代。
大学やバイト先以前に、もっと早期の情報モラル教育で「社会の一員としての行動」を教えるべきでしょう。
現在中学校・高校での情報モラル教育は、危ない目に遭わないように、ネットいじめをしないようにというリスク回避がメインです。
しかし、未来の社会人という視点も加えていきたいですね。「近い将来働くことになる若い世代の育成」という視点でも行われ流べきと切に願います。
そして、家庭ではそうしたニュースを見るたびに、フランクに話し合える関係でありたいですね。